JOURNAL

森づくりの活動について

森づくりの活動について

森づくりフォーラムを知ったのは昨年の夏頃でした。
毎年多くの自然災害のニュースに心を痛めるとともに、いつの間にか元通りになっている登山道やずっと守り続けられている山の自然は、誰がどうやって管理しているんだろうとふと気になったことがきっかけでした。いつも制作のインスピレーションをたくさん頂いて、訪れる度に豊かな気持ちにさせてくれる森の自然のために、自分にも何かできることや関われることは無いかなと思うようになりました。

そんな中偶然見つけた「森づくりフォーラム」は、まさに自分が興味を持った森の環境問題と深く関わり、「森とともに暮らす社会」をめざし活動されている団体でした。事務局のみなさんから日本の森の現状や課題、活動内容の楽しさなど沢山のことを教えていただき益々興味を持ち、私も活動に参加させていただくことになりました。

 




活動初日は台風19号が去った後で、活動場所となる「さがみの森」にも大きな被害が出ていました。
崩れ落ちた山の斜面を間近で見たのは初めてで、あまりの規模の大きさに愕然とし、自然災害の恐ろしさを強く感じました。



 


台風の被害状況を確認しながら森を案内していただき、こんな状況で私がお役に立てることはあるのだろうか。。と緊張しましたが、植物を教えてもらいながら森の中を歩いたり、道具の使い方や作業手順を丁寧に教えていただきながら、今は毎回とても楽しい時間を過ごしています。
参加者は職業も年齢もバラバラですが、みんな共通して森が好きなのでとても心地が良く、普段交流しない年代の方の会話を聞くのも、自分の生活の中では中々機会がないので面白いです。






今はただ単純に林業体験や自然観察が楽しくて参加しています。
以前よりも植物や樹木について知識が深まった分登山が楽しくなったり、生活の中で自然に優しい選択をするようになったり、木の上で枝打ち作業をしながら制作の新しいアイデアが生まれたり、続けていると山や森に対する理解の仕方も変わっていくような気がしています。

これからの人生も美しい自然の景色と共に過ごせますように。
豊かな森がこれからもずっと続くといいなと思います。

ご興味がございましたら是非!
https://www.moridukuri.jp/moridukuri/index.html






そして、微力ですが自分に出来ることを少しずつ続けていきたいと思い、新しく手ぬぐいを制作しました。
こちらは森づくりフォーラムに売上の一部を寄付します。
活動を通して思いついたデザインで、これからも関わりながら少しずつ種類を増やしていきたいなと思っています。
手に取って下さった方の、森への関心に繋がったらとても嬉しいです。






photo / shimpei miyata